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3:で、誰をぶっ飛ばすんだって?
~第一の遭遇作成~
注:参加者X = 参加者のうちの誰か 同じ人物とは限りません。
おいら 「じゃあ、遭遇ですね。どんなモンスターが出るのかと、何処に配置するのか、
後は、原文への追加描写くらいかな?」
原文
荒野を横切って、君たちは約30フィートの高さの断崖の縁から溢れ出ている滝の上に登ってきた。
断崖の頂には洞窟の入口が見える。その向こうに何が横たわるかは、未だ知ることは出来ない。
その洞窟の入り口は水流の両側を通っており、断崖の頂上である岩がちな場所のほぼ全体を占めている。
おいら 「で、これに描写を続けるんですけど。」
参加者X「マップに死体がいっぱいあるじゃないですか。穴の中とか、そいつらは中にいる奴の被害者なんですかね?」
一同 「そうだ!きっと先にいった奴が殺したんだ!」
おいら 「そうですね、じゃあそれらしい描写が必要だと思います。」
皆で頭を巡らせ描写について検討する、ここは冒険の入り口なので気を引き締めなければならない。
そして出来上がったのが
原文に続く描写
その洞窟の入り口は水流の両側を通っており、断崖の頂上である岩がちな場所のほぼ全体を占めている。
君たちが水流の側を通りかかると、中をブロンドの髪の毛が流れていくのを目にする。
しかし、良く見るとそれらは金属質をしており、色はただ金色の染料で彩られている事に気づく。
「これはどちらかといえばブロンズじゃないか。」
ここはクイーンズブレイ洞、かの≪プリンセスメーカー≫が眠る地である。
緊迫感の中に軽快なアメリカンジョークまで含まれており、これはかなりレベルの高い描写なのではないでしょうか。
D&Dってのはこうでなくちゃ!
ねえ?
穴の中にある遺骸の描写
穴の中を覗き込むと、もしかするとかつては高貴であったかもしれない死体?
が、かすかに火花を放っていた。
『姫たる資格』という重要な情報を再度アピール、何といっても千年の支配ですからね。
設定が生きてきます。
おいら 「じゃあモンスターなんですけど」と、データを配布する
これらのデータはD&D日本語版公式ホームページ参照ですが、このページの末尾にPDFリンクを張っておきます。
おいら 「まず、難度を決定して、それで1遭遇に配置できる敵の合計経験点が決まるわけです。イージー、ノーマル、ルナティックとありますが……」
参加者X「インフェルノで」
一同 「インフェルノで」
おいら 「じゃあインフェルノで」
ヤる気があって大変よろしい、でもそんなのないからね?
仕方がないので、今回は規定されている最上限の難度を設定。
「向うの卓はベテラン多いし、絶対大丈夫何とかなるよ。」という、
バランス丸投げクソマスターが良く言い訳にしそうなスローガンを、口々に言い合う一同。
『DM気分を味わおう』がテーマの当デイにおいて、これは成功の第一歩としてカウントするべきでしょう。
おいら 「じゃあ次は敵ですよ、最初の遭遇は何を出しましょうか。」
皆、嬉しそうにミノタウロス3匹を押し出します。
それって酷いモンスターですよね?
参加者X「で、シナリオ上姫が必要だよね。」
おいら 「そうですね」
参加者X「でもこれはこっちで…」
参加者X「確かに、これは最初の遭遇だから…」
参加者の方々は一様に、真剣な顔で登場モンスターを検討しています。
おいらもいろいろ口出しをさせてもらいました。
やはり戦闘はD&Dの華、戦術・顔ぶれ・行動原理。相談にも熱が入ります。
そして出来たのがこれだ!
配置モンスター
ドゥエルガルのアスモデウスクレリック 1体
⇒年喰っててシワシワ、『姫』となって千年の支配と、
白磁(比喩ではない)の肌を手に入れるために戦う。
ミノタウロスのごろつき 3体
⇒豊満な肉体と露出度の高い服装(上半身は裸)をした、筋肉美闘士。
ドゥエルガルを『お姉さま』と呼び慕う。 筋肉美、で単語は区切る。
ホード・スカラベの幼虫の大群 1体
⇒地下の姫である、アスモクレリックの美しさに惹かれ、加勢に馳せ参じる。
戦術:スカラベは地下に潜んで挟撃を狙う。 ミノタウロスはとにかく突っ込んで殴る。 姫は敵を魅了する。
……設定に時間の大半を割きましたね?
続いて第二遭遇となります。
4:で、誰をぶっ飛ばすんだって?
~第二の遭遇作成~
では、第一遭遇と同じように作っていきます。
原文
頂上から伝い降りてくると、君たちは穴がさらに縦穴としてこのフロアを貫通して洞窟の下へ続いているのを見出す。
水の流れが、足元からは離れた場所にあるいくつもの地下湖の水位を満たしているのは疑いない。
それは滝のように、絶え間なく暗闇の中へ流れ落ちている。
君たちは水流がこの場所から流れ落ちるように導く、石で組まれた導管があることに気づく。
また多数の板張りの橋が流れの速い水流をまたぎ、流れを渡る手段となっている。
原文に続く描写
部屋の中央の水盤は鈍く赤い光を放ち脈動を続け、
プリンセスパワーの源であると言う事実を全ての者に知らしめている。
参加者X「配置モンスターなんだけど、やっぱり姫候補ってタワーじゃないですか、じゃあ……」
おいら 「ああ、じゃあそれになりますよね。」
参加者X「ドゥームドリーマーは爺にしましょう、コンボだっていってるし。」
参加者X「でかぶつは、そのまま扱うと強すぎるって話でしたよね、じゃあ姫がやられると倒れる感じで行く?」
参加者X「それならせっかく姫だっていうんだから……アレにして、一体だったらすぐ死ぬし」
おいら 「でもコマは一つだけしかないんですよね」
サポート「あ、じゃあ余ってる奴を使おうか」
おいら 「えっ?」
サポート「えっ?」
配置モンスター
スケアクロウ・ストーカー 2体
⇒ふしぎ動力のふたご姫 鳴り物入りで参上。
赤と青の禍々しい光を放つ、プリンセスハートを組み込んだアンテナを頭上に掲げる、リアル案山子。
1セットに1体しか含まれていないのに堂々と2体使用するヒールっぷり。
よい子は真似してはいけません。
ドゥームドリーマー 1体
⇒時間がなかったのでこの辺りから設定がおざなりに、後々そこをDMに付け込まれます。
ふたご姫の世話役、いわゆる爺。
ファウルスポーンのでかぶつ 1体
⇒ふたご姫の赤青エネルギーをその背中にある、プリンセス・コンバータでキャッチして動く怪物
姫達が倒れると、動力切れで倒れる予定。
ファウルスポーンの切り裂き魔 1体
⇒数合わせ
戦術:
切り裂き=水中の死体に隠れて奇襲 でかぶつ=突っ込んで殴る
ふたご姫=動けないor減速状態の相手をブン殴る 爺=敵を動けなくさせたりする。
作成タイムアップが間近に迫っていたので、物凄い勢いで作成された第2遭遇、
そのくせ戦術はマシに。設定はおざなりに。
さて、1遭遇目と比べてどうなることやら。
マップ上の赤いマスが血の水盤というトラップ、
これをプリンセス・メイカーだと言い張るのが我々のメインストーリー
そうこうしてるうちに作成タイムアップがやってきました。
卓の仲間たちに見送られ、このシナリオを携えて隣の出発。
実を言うと第1遭遇も第2遭遇もレギュレーションを逸脱している奔放っぷり……
だが、DMをやるにあたって、多少のルール破りは仕方のないこと
嘘です、ごめんなさい。 ルール破りはだめです。 気をつけましょう。
面白いのは間違いないけど、絶対怒られるな、とか思ってました。
そう、実際にセッションが始まるまでは。
付録: http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/news/dnd_gameday/img/wwddgd_201004jp_DMG2_Instructions.pdf
DDデイDMGⅡ 作成の手引き
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